■ 住まいの徒然 ...

 
 
 
  ■ シックハウスについて

   シックハウス(シックハウス症候群)の原因は多岐にわたっていますが、大きく分けて、
   室内環境(温湿度)、あるいはVOC(揮発性有機化合物)に起因するアレルギーが原因
   であると言われています。


   室内環境に起因するアレルギーは、カビ、ダニ、細菌などの微生物が影響しています。
    ? 乳幼児の適正な皮膚表面の湿度は、60%前後
    ? ダニが繁殖できる条件は、温度22℃〜30℃、湿度60%〜80%
    ? カビが繁殖できる条件は、温度25℃前後、湿度70%前後

   ※一般的に、湿度が高くなると細菌類の繁殖域、低くなるとウイルス類の繁殖域と言われ
   ています。人間と違って、これらの微生物は、温度と湿度に非常に敏感で、繁殖出来る温
   湿度環境(条件)の許容範囲は、非常に狭いものです。

   このことから、望ましい住宅とは、快適な室内環境を実現した結果として、自然に違和感
   なく、<室温が16℃〜22℃、湿度は30%〜60%> に維持される住宅です。

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   VOC(揮発性有機化合物)に起因するアレルギーは、室内(建材、塗料、接着剤、家具
   家庭用品、開放型燃焼器具、タバコなど)から発生する揮発性の有機化合物(化学物質)
   が影響します。室内から発生する化学物質は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンな
   ど100種類以上存在していると言われています。

   これらの化学物質の発生を防ぐには、発生源を室内に持ち込まないことは当然ですが、発
   生源は建築材料以外にもあり、すべての発生源を特定するのは難しいのも現実です。これ
   らの物質は、長期間に渡って少量ずつ空気中に揮発し続け、ある濃度に達するとアレルギ
   ー症状を引き起こします。

   これらの物質の室内濃度を下げる最も有効な手段は、外気(大気)と「換気」することで
   す。ただし、この手段が有効となり得るのは、24時間365日連続的に行われているこ
   とが条件です。何故ならば、これらの物質は連続的に揮発しているからです。


   ※VOC(揮発性有機化合物)とは、沸点範囲50〜260℃の有機化合物の総称で、空
   気中の濃度が高くなってくると様々な症状のアレルギーを引き起こします。場合によって
   は命に関わることもあります。


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